このままおばあちゃんになったら、
私はきっと、ずっと夫を恨みながら生きていくだろう。
そんな未来が見えてしまったとき、私は、絶望した。
私はいわゆる「レスられ妻」です。
そして、この記事が、そんな私の記録のはじまりになります。
少しだけ、自己紹介をさせてください。
私は40代、結婚して15年以上になります。子どももいます。表向きは、なんの問題もない普通の家庭だと思われていると思います。
でも、結婚前から、私は夫に抱かれていません。
正確に言えば、子どもを作るための数回、それだけ。
「きっと、結婚したら変わるだろう」と信じていました。
疲れてるだけ、仕事が忙しいだけ、そう思い込もうとしていました。
だけど、結婚しても何も変わらなかった。
話し合いもしたし、感情的に訴えたこともあった。
変わると約束してくれたけれど、変わらなかった。
何年も、何年も、
幸せそうに笑う内側では、誰にも言えない孤独をひとり抱えながら、自信を失い、それでも妻としてあろうとしてきました。
セックスレスとは無縁の人たちにはわからないかもしれないけれど
それは性欲という単純な話ではなく、自己肯定感が削がれていくそんな日々です。
触れられない身体。見つめられない心。
夫から「女」として扱われない時間の積み重ねは、
私の中に、じわじわと痛みと悲しみ、そして深い傷を刻んでいきました。
婚外恋愛に踏み出すまでには、
たくさんの葛藤がありました。
「怖い」「こんなことをしていいんだろうか」「やっぱりできない」何度も何度も思いました。
罪悪感もあったし、自分への嫌悪感もあった。でも、それ以上に、私は苦しかった。
誰にも言えない。
親にも友達にも、もちろん夫にも言えない心の記録です。
このブログは、「婚外恋愛を勧めるもの」ではありません。
むしろ、こんな選択をしなければ救われなかった自分の弱さや、
どうにもできなかった現実に向き合うための場所です。
もし、私と同じように、
誰にも言えない苦しみを抱えている人がいたら、
このブログが、「私だけじゃない」と思える小さなきっかけになればうれしいです。
世間一般には正しいことではありません。
じゃぁ離婚すればいいじゃない?という声も知っているけど、それもできない。
だから、書いていきます。
私自身の心の記録として。
そして、どこかの誰かの心に届くことを願って。